BTSの「休暇宣言」は、K-POP業界全体に“革新”を与えるものだった…! BTS事務所の決断に関係者からは称賛の声が続々「“音源の時代”に入ってから初めてのこと」

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BTS(防弾少年団)が先日発表した「休暇宣言」は、今のK-POP業界全体に新鮮な影響を与えるものだといわれている。

BTSは現在、2013年のデビュー以来初となる公式長期休暇の真っ最中。11日におこなわれたロッテ免税店のファミリーコンサートでの舞台が休暇前最後のスケジュールであり、公演後、BTSの所属事務所であるBigHitエンターテインメントは公式に声明を発表、BTSが長期休暇に入ることを告げた。

この休暇宣言には、デビュー以来休みなく走り続けてきたBTSメンバーが、アイドルという肩書を少しの間でも忘れ、1人の平凡な20代の青年として日常を楽しむ時間となることを願う思いが書かれており、その決断には世界各国から称賛の声が集まった。

BTSの長期休暇がいつ終わりを告げるかについては明確に記されていなかったものの、10月にはサウジアラビアでの公演が決まっており、さらには10月にカムバックがうわさされていることから、少なくとも1ヶ月以上は見込まれていると予想される。しかし当のメンバーは、メンバーの休暇を嬉しく思う反面さみしさを感じるファンの思いを案じてか、休暇中であるにもかかわらず、SNSやコミュニティサイトで積極的にファンと交流。どんなときでもファンを不安にさせないようにと、メンバーそれぞれがファンへの大きな愛情を見せている。

そんな話題を呼んだBTSの休暇宣言だが、ある歌謡界関係者は、今回のBTS事務所の決断をこう語っている。

「どのグループでも、活動の後1週間ほどの短い休息期はある。しかし、今回のBTSのような長期休暇を宣言する場合は、“音源の時代”に入ってから初めての例だ。

この長期休暇が、所属事務所とBTSメンバーたちが早めに決めた計画的なものであることは明らかだ。BTSは、韓国だけでなく全世界が求めているグループ。所属事務所が休暇日程を事前に決めた後、世界中からのラブコールを整理しなければ、長期間の休暇をとることなど不可能だ」

K-POPがおこり始めた90年代初頭に活躍していた元祖ヒップホップグループ「ソテジワアイドゥル」が、アルバム活動後に公式休息期間を持ったことで、人気グループが活動期間に数か月の休息期を持つことが一般化。しかし、2000年代に入って“音源時代”に突入すると、「休息期」という言葉自体が無意味になっていたという。

また別の関係者は、過去のK-POPアイドルと今のアイドルたちの活動状況を比べ、こう話した。

「90年代には、1年にアルバムを1,2枚出すだけで活動が可能だった。なぜなら、アルバムが1年の間に着実に売れたから。しかし音源時代に入ると、トップクラスの歌手たちは年に3~4回カムバックするのが当たり前となった。さらに、今のトップアイドルたちは、韓国だけでなく海外でも需要があるため、より休息期を減らして、タイトに活動するしかない。休むことなく活動していると、感情的にバーンアウト(心身のエネルギーが燃え尽きてしまうこと)が訪れ、疲労が活動に大きな悪影響を及ぼす。精神的にもパニック障害やうつ病になる芸能人が多いため、再充電をする時間を正式に設けることは、活動にさらなる力をつけることにつながる」

さらにこの関係者は、今回のBTSの休暇宣言を受け、その決断をこう称賛した。

「最上級クラスのトップアイドルであるBTSが、さらなる前進のためにこうしてしばらく停止する姿を見せることは、今のK-POP業界に存在する他のグループにも新鮮な刺激になると考えられる」

BTSの休暇宣言は、BTSメンバーの疲労回復はもちろんのこと、世界的な人気に合わせて休みなく働くことが当たり前となった今のK-POP界全体に、大きな革新を与えるものだという。今やK-POPの代名詞として表現されるほどの存在となったBTS。ワールドスターとして“K-POP”という韓国が誇る文化をけん引するだけでなく、K-POP業界そのものをより良い方向へと導こうとする彼らの姿に、世界中から注目が集まっている。

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(左)Arcades(右)BTS(防弾少年団)
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