K-POP練習生に人権はナシ!? 睡眠もとらず死なない程度に食べてひたすら練習・・ 過酷すぎる実態をBTSやTWICEのボーカルトレーナーが告白

ボーカルトレーナー キム・ソンウン、TWICE NEWS
ボーカルトレーナー キム・ソンウン、TWICE

K-POPアーティストや練習生たちのボーカルトレーナーを務める人物が、練習生たちの過酷な生活に言及。想像を超える厳しさに驚きの声が上がっている。

【動画】Invaluable tips by K-pop vocal trainer

K-POPアーティストたちは、練習生として芸能事務所に所属し、数年間の徹底したトレーニングを受け、実力を付けてから音楽界にデビューしていることがほとんどだ。事務所から課されるトレーニング内容は非常に過酷であることが多い上、様々な規則も設けられる。練習生たちは年齢的に学生であることがほとんどだが、学校を辞めてまで練習に専念する人も少なくない。学校に通っていたとしても、睡眠時間や友達との時間を犠牲にして、学校と練習を並行している。

数多くの練習生たちの中で、デビューの座を勝ち取れるのはほんの一握り。このようなハードな生活を送ったにもかかわらず、練習生たちのほとんどはデビューを叶えることができず、泣く泣く夢をあきらめていくのだ。デビューした後もこのハードな生活は続く。厳しい練習はもちろん、これに加えて音楽活動や個人活動、そして体調・体型管理までこなさなければいけなくなる。

K-POPアーティストや練習生を取り巻くこの厳しい環境について、BTS(防弾少年団)やTWICE、I.O.I(「PRODUCE 101」)などのボーカルトレーナーを務めながら長年多くの練習生たちを見てきたキム・ソンウン氏が言及。練習生やK-POPアーティストの実情を明らかにした。

「K-POPアーティストはどれくらい練習をしているのか?」と尋ねられたキム・ソンウン氏は、「運動するにしても、食事管理をするにしても、歌を練習するにしても、ダンスを練習するにしても、彼/彼女たちは人権を放棄しているような気がする」と告白した。睡眠もとらず、死なない程度に食べ、あとはひたすらに練習、練習、練習・・ という生活を送る練習生やアーティストたちは、もはや人権を放棄したといっても過言ではないほどの過酷な生活を送っているという。

キム・ソンウン氏はその姿を見ると、「私はあの年齢で同じように生活しろと言われたら果たしてできるだろうか」と考えさせられるという。

また、キム・ソンウン氏はアーティストや練習生たちが心や体を壊してしまうほど自分自身を追い詰めず、自身の本当の幸せを大切にしてくれることを望んでいるという。「その環境で、その年齢で正常でいるのは大変だ。そんな状況で、もっと努力しろとは言わない。私はいつも『この生活が楽しいか』と聞くようにしている。大人になって楽しいというのは簡単なことではない。このような話をしながらその人自身が幸せで健康であることを望んでいる」と述べ、過酷な環境に身を置くすべてのアーティスト、練習生たちにアドバイスを送った。

KPOP monster SNSをフォロー!
テキストのコピーはできません。