EPEX、初のZeppツアー大成功! AKB48のカバーステージも!「歴史的な瞬間に立ち会っています」・・第四世代トップクラスのパフォーマンスを全力披露

EPEX 写真撮影:島村緑 EVENTS
EPEX 写真撮影:島村緑

ボーイズグループEPEX(イーペックス)が、自身初となるZeppツアー EPEX 2ND CONCERT <So We are not Anxious> in JAPANを開催。2024年2月3日のZepp Haneda(TOKYO)を皮切りに、福岡、大阪、愛知、横浜の全国5都市を回り、日本における根強い人気を証明した。

本記事では、2月11日にKT Zepp Yokohamaにて行われた1部(昼)公演の様子を徹底リポート。ファンと過ごす時間を心から楽しみながら、持ち前の高いパフォーマンス力で会場を圧倒したEPEXの魅力をたっぷりお伝えしたい。

EPEXは、2021年にC9エンターテインメントからデビューした8人組ボーイズグループ。2023年6月には東京、神戸で日本初のファンコンサート『EPEX 1st FANCON in JAPAN』を開催し、多くの日本ファンを魅了。秋には日本オフィシャルファンクラブ「ZENITH JAPAN」をオープンした。

さらに、プロダンスリーグ『D.LEAGUE』23-24シーズンの公式アンバサダーにFANTASTICSとともに就任し、コラボ曲となる「Peppermint Yum」をリリース。地上波「CDTVライブ!ライブ!」や「K-POP HOUSE」に出演するなど、韓国のみならず日本でも目覚ましい活躍を見せている。

フラッグを掲げ圧巻の貫禄で登場! EPEXらしさが詰まったステージで会場を一気に掌握

今回のツアーの幕開けを飾ったのは、最新アルバム『Prelude of Anxiety Chapter 2. ‘Can We Surrender?’』のタイトル曲「Surrender」。フラッグを掲げ威勢よくステージに登場した彼ら。圧巻の貫禄を纏う彼らの姿に、会場からはどよめきにも近い大歓声が上がった。続いてはEPEXの代表曲とも言える「학원歌 (Anthem of Teen Spirit)」を披露。音源以上に迫力のあるエイデンの生ラップや、イェワンが放つ美声のアドリブがステージの勢いをさらに加速させた。EPEXらしさが詰まった迫力のステージは、「さすが」の一言。一気に会場を掌握した。

先ほどまでのクールな姿はどこへ!? “ギャップ萌え”なかわいらしさでファンとコミュニケーション

MCタイムになると、先ほどまでのクールな姿から一変、メンバーたちはニコニコと柔らかい笑顔を浮かべながら会場のZENITH(EPEXファンの名称)に「元気?よかった〜」と気さくに声をかけた。パフォーマンス中とはまるで別人なギャップが非常に印象的であった。

また、この日のペンライトカラーは横浜=港、ということで「海色」である青で統一することに。会場中が真っ青に染まるとメンバーは「海みたい」「ダイビングしてもいいですか!?」と、ファンが作り出す美しい景色に大興奮の様子を見せた。

写真撮影:島村緑

メンバーたちの表現力が際立った「No questions」「Breathtalking」

先ほどまでのステージとは雰囲気を変え、次に披露されたのはポジティブな歌詞が印象的なHIPHOPナンバー「No questions」。キレのある全力ダンスを魅せながらも一切揺らぐことのないボーカルラインの安定した生歌に、彼らの実力の高さを改めて実感させられる一曲であった。ちなみにこの曲はジェフの最愛曲なのだそう。

「Breathtaking」では、メンバーたちの表現力が際立った。恋人との別れを歌ったこの曲では、切なく苦しげな表情で曲に没入するクム・ドンヒョンの演技力、そしてミューの透明感のある美声が終わった恋の儚さを見事に表現した。

ベクスンの色気にファン大絶叫!? パワフルなステージに会場大盛り上がり

MCを挟み、「皆さん、叫べー!!」というジェフの絶叫と共にスタートしたのは最新アルバム『Can We Surrender?』のタイトル曲「FULL METAL JACKET」。この曲で最も目を引いたのは、何といってもベクスンだろう。「掛け声が大きかったらジャケットを脱ぐかも?」と予告していたベクスンは、曲の途中でイヤモニを外したところその歓声の大きさに驚愕したのだとか。その後のMCで「(歓声が大きかったので)すぐ脱ぎました」と、ファンの盛り上がりを興奮気味に振り返った。ベクスンの色気あふれるパフォーマンスに、客席からは歓喜の大絶叫が響いた。ウィッシュの迫力とキレが混在したパワフルなダンスと客席を盛り上げるアドリブも、さらに会場を盛り上げた。

会場のボルテージが最高潮に達したところで披露されたのは、デビュー曲「Lock Down」。曲の始まりを飾るエイデンのエネルギッシュなラップをはじめ、重厚感のあるサウンドをさらに加速させるラップラインのパワフルなラップは圧巻。ベクスンはクールな表情で高速ラップを披露。涼しい顔でこのパフォーマンスをやってのける彼らからは“王者”の貫禄が感じられた。

「Hit The Wall」でも、彼らのパワフルさが大爆発。パフォーマンス、メッセージ性ともに第四世代一のパワフルさ、と言っても過言ではないEPEXのパフォーマンス。中盤に突入しても一切勢いが衰えることのない全力のステージでファンを魅了した。

まさかのあの曲を全力パフォーマンス!「皆さんは歴史的な瞬間に立ち会っています」

ここでメンバーたちは一度ステージから捌け、VCRが終わると、ファンたちがなぜかソワソワとした様子に。実はこの後、今回のツアーの見どころのひとつである日本語曲のカバーパフォーマンスが披露されるのだ。

この日彼らが披露したのは、なんとAKB48の大ヒット曲「ヘビーローテーション」!イントロが流れるや否や、客席からはもはや絶叫に近い黄色い悲鳴が響いた。メンバーたちは女性アイドルのかわいらしい振付から日本語の歌詞まで完璧にカバー。愛嬌を振りまきながら楽しそうに歌って踊る姿からは恥じらいなど全く感じられず、その全力さに思わず感服するほどであった。

写真撮影:島村緑

しかし、その後のMCでメンバーからは、「恥ずかしい~」「全員成人ですから…」と本音が。「皆さんは歴史的な瞬間に立ち会っています」「韓国のボーイズグループでこれをフルでカバーしたのは僕たちが初めてだと思う」と、このステージの貴重さを熱弁した。

また、メンバーたちは「ヘビーローテーション」を一緒に歌って踊るファンたちの姿が印象に残ったようだ。「かわいい!」「グループみたい、EPEX48!」「二階にいるファンの人はペンライトをスタンドマイク代わりにして踊ってた、最高」と、日本ファンのかわいらしい楽しみ方にメロメロであった。パフォーマンスをしながらも二階のファンまでじっくりと観察するメンバーたちのファン愛が感じられる瞬間でもあった。

「ヘビーローテーション」を幕開けに、EPEXのはつらつとしたかわいらしさが際立つセクションがスタート。「誰が一番かわいいか対決しよう」という提案とともに始まったのは、「Do 4 Me」「Sunshower」。次々と愛嬌を振りまくメンバーたちに、ファンからは黄色い歓声が上がった。

写真撮影:島村緑

写真撮影:島村緑

写真撮影:島村緑

 

メンバーとファンの深い絆が垣間見えるシーンにほっこり

また、このセクションからはメンバーたちのメイクアップに変化が。彼らの顔を見てみると、目元に小さなハートのパーツがキラリ。実はこれ、以前ファンと約束したメイクだというのだ。多くのファンたちの目元にもかわいらしいハートが施されており、そんなファンの姿にメンバーは再び「かわいい」とほほを緩ませた。

甘酸っぱい恋を歌った曲「Love Bomb」では、ファンを愛おしげに見つめるメンバーたち、特にアミンのあたたかく優しげな笑顔が印象的であった。「My Daring」では、客席に降りてパフォーマンスするというファンにはうれしい演出が行われた。

その後のメントでは、客席の横の列が思った以上に長いことに気づいたメンバーから「端のZENITH、見えますか?」とファンの視界を気遣う姿も。端のファンも見やすいようにみんな一歩前に出よう、とファン思いな気遣いを見せた。

あっという間に公演も終盤に。「Hymn to love (사랑歌)」で本編の最後を飾った。

公演も終盤に! ファンも感心の見事な文才で思いの丈を伝える「未来はわからないという言葉がありますが・・」

アンコールセクションは「The Vow」「SKYLINE」でしっとりとスタート。目を閉じ心を込めて丁寧に歌うウィッシュ、ファンを優しい笑顔で見つめるクム・ドンヒョンなど、それぞれの方法でファンへの気持ちを伝えた。

写真撮影:島村緑

そして最後のMCでは、Zeppツアーを振り返ったメンバーたちからこれまでの9公演を振り返った感想が述べられた。「共に過ごした時間が皆さんの心に深く長く残るといいと思います(アミン)」「今までの思い出は全部完璧でした!新しいアルバムもありますから、期待してください。本当に完璧でした。大好き!(すべて日本語、クム・ドンヒョン)」「未来はわからない、という言葉がありますが、ひとつ確信できることはZENITHの皆さんと共にする未来は、本当に明るく輝くということです。ずっとずっと一緒にいましょうZENITH、めっちゃ大好き!(エイデン)」「物事は常に変わっていくじゃないですか。すべてが変わっていく中で、変わらないものがたったひとつだけあると思います。それは今この瞬間。あたたかく見つめ合って愛し合う、そんな時間をこれからも持てたらいいと思います(ウィッシュ)」など、ファンへの感謝と並々ならぬ愛情を思い思いの言葉で伝えた。

そして本公演は「Traveller」で暖かく幕を閉じた。初めての日本Zeppツアーをみごと成功に収めたEPEX。今後の更なる活躍が期待される。

写真撮影:島村緑

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