K-POPアイドルの音楽番組のギャラが少なすぎる! 超人気アイドルでも約5万円!? 5千円しかもらえないグループも・・ それでも出演するのはいったいなぜ? 事務所と放送局の知られざる構造も明らかに

IVE チャン・ウォニョン、BTS(防弾少年団)ジョングク NEWS
IVE チャン・ウォニョン、BTS(防弾少年団)ジョングク

「音楽番組では、お金は稼げません」・・ これはいったいどういうことなのだろうか。元芸能リポーターによって明かされた、K-POPアイドルたちの音楽番組出演料に、ファンは驚きを隠せずにいる。

カムバックしたK-POPアイドルたちに欠かせない最も主要なスケジュールと言えば、音楽番組への出演だろう。韓国では毎日音楽番組が放送されており、アイドルたちは1週間を通して休みなく収録に挑む。そんな音楽番組の出演料が、芸能界に精通した元芸能リポーターのイ・ジンホ氏によって明かされた。

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イ・ジンホ氏によると、アイドルたちが音楽番組への出演で受け取る出演料は雀の涙ほどだという。人気によって若干の金額の変動はあるものの、人気アイドルでも受け取れる金額はかなり少ないそうだ。また、人数ではなくステージごとに出演料が払われるため、特に人数の多いグループには致命的な金額だとか。したがって、トロット歌手やソロ歌手の方が少し有利だという。

「M COUNTDOWN」に出演するSEVENTEEN

なんと、韓国トップ3に入る人気歌手以外は、50万ウォン(約5万円)以上の出演料を受け取れないというのだ。しかも、超大型ウルトラ級人気スターでやっと50万ウォン(~最大100万ウォン、約10万円)だという。

では、一般的なアイドルはいくら受け取るのだろうか。イ・ジンホいわく、10万ウォン(約1万円)だという。メンバー1人当たりではなく、グループ全体に支払われる金額が10万ウォン。真夜中に起きてヘアメイクを受けて、早朝にリハーサルをし、夜まで待って生放送に出演というほとんど丸1日かかるスケジュールをこなして、やっと10万ウォン。衝撃の少なさだ。ある放送局ではなんと、5万ウォン(約5千円)しか渡さないという。

それに加えて、アイドルをプロデュースする事務所は、衣装費、ヘアメイク費、バックダンサー費、セット費(ミュージックを除く)等の費用を賄わなければならない。人気アイドルだと、衣装費だけでも1週間で6000万ウォン(約600万円)はかかるという。すべてを合計すると、少なく見積もっても約1億5千万ウォンから2億ウォンほどかかるという。アイドルをステージに立たせるためには、膨大なお金がかかるのだ。

華やかな衣装でステージに立つTWICE

事務所がここまでお金をかけてでも、アイドルを音楽番組に出演させる表立った理由は、宣伝のため。その裏では、事務所と放送局の関係作りも関わっていると、イ・ジンホ氏は明かした。韓国で視聴率の高いバラエティ番組のプロデューサーのほとんどは、音楽番組のプロデューサーの経験がある人が多いという。今音楽番組のプロデューサーを務めている人物と関わりを持ち、親しくなれば、後々バラエティ番組の担当になった際に音楽番組時代のアイドルを出演させることができる。バラエティ番組に出ることでさらにアイドルの知名度が高くなる・・という構造が出来上がっていると言う。

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