人気K-POPガールズグループTWICEの大ヒット曲「TT」がフィリピンでは放送禁止になっているという。
意中の男子に振り回される女の子の切ない気持ちを歌った「TT」だが、放送禁止になる要素なんて、まったくないように思える。いったい何がいけないのか・・?
フィリピンの人気パーソナリティー、ライアン・バンが、韓国MBCの「Video Star」に出演。「TT」が放送禁止になっている意外な理由を明かした。
TWICE「TT」がフィリピン語では超意外な意味に
なんと、フィリピン語で「TT」は、男性の性器を指す言葉なのだという。そういう言葉をTVで何度も連呼するのは、さすがにまずいというわけだ。
「TT」は2017年にリリースされ、韓国はもちろん日本でも大ヒット。「TT」ポーズが大流行し、同年末のNHK紅白歌合戦でも披露された。
同番組には、「TT」の振付をつくった振付師のリア・キムも出演。「TT」がハングル文字の「ㅠㅠ」や「ㅜㅜ」からきており、泣き顔を絵文字風に表現したものだと説明した。
切ない女の子の気持ちを表現した「TT」が、フィリピンではまさかそんな意味になってしまうとは、曲をつくった人たちは思いもしなかっただろう。
サビの部分に
I’m like TT
Just like TT
이런 내 맘 모르고 너무해 너무해(私のこんな気持ちも知らないでひどい、ひどいわ)
という歌詞があるが、「TT」を聴いて気まずい思いをしていたフィリピン人の心情を表しているようにもとれてしまうのは、皮肉なところか。
TWICE 「TT」MV
BTS(防弾少年団)は“空耳”問題で異例の対応
世界中で大ブームとなっているK-POPだが、しばしば韓国語の歌詞が、ほかの言語の違う意味の言葉に聞こえてしまい問題になることがある。
人気ボーイズグループBTS(防弾少年団)が今年5月、「ビルボード・ミュージック・アワード2018」で新曲「Fake Love」を世界初パフォーマンスし話題となったが、同曲の中で使われている、韓国語の「니가(ニガ/あなたが)」と「내가(ネガ/わたしが)」が、英語で黒人を指す蔑称である「nigger(ニガー)」のように聞こえてしまう恐れがあるということで、歌詞を変更してパフォーマンスするという出来事があった。
韓国人が日常的に使っている言葉がなぜ問題視されないといけないのか、といった意見もある一方、放送局がクレームの心配なくオンエアできるようにすることで、ヒットの可能性も広がるという合理的な判断を称賛する声もあがった。なかなか難しい問題だといえるだろう。
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