キム・ジェファン、3年ぶりの来日公演を開催! 「愛の不時着」のOSTをなんと日本語で歌唱! ファンにアツ~く歌を指導する場面も? 魅力が炸裂したライブは大盛況[ライブレポ]

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キム・ジェファン

Wanna One出身のメンバーで、現在はソロ歌手として大活躍中のキム・ジェファンが約3年ぶりに来日。2023年2月25日(土)に恵比寿・The Garden Hallにて「KIM JAEHWAN 2023 JAPAN FANCON [reUnion]」を1部、2部に分け2公演を開催した。今回は、2部の公演の様子をお伝えする。

情熱的なステージで3年ぶりの再会を喜ぶ

 

3年ぶりの来日公演にファンが期待を寄せる中、スターの風格を漂わせながら登場したキム・ジェファンは、イントロのサウンドからファンの気持ちを高める「OASIS」を披露。続けて、高音で歌い続けるカリスマ的なサウンドが特徴の「Designer」を歌唱。オープニングからその高い歌唱力を惜しみなく披露した情熱的なパフォーマンスでファンとの再会を喜んだ

ここで1度、MCを挟んだジェファンは、久しぶりの来日公演への期待を語ると共に、この日の通訳を担当する女性やMCの藤原倫己を紹介。公演を支える1人ひとりにまで配慮をみせる紳士的な対応を見せた。

そして次の曲に移ると、ジェファンは5枚目のミニアルバム『Empty Dream』からタイトル曲「BACK THEN」を披露。感性的な歌詞とファンと一体となった歌声が心に響く叙情的なステージを繰り広げた。

1人暮らしをスタート! 超正直な“得意な家事”がかわいい

1人暮らしを始めてから約半年経ったというジェファン。得意な家事を聞かれると、なんと「ご飯を炊くこと」と回答。しかし、これは炊飯器が炊いてくれるから自分の力ではない…と謙虚な様子を見せる。とはいえ、水の調節には慣れてきたそうで、強いて言えば得意な家事は“ご飯の水の調整”と遠慮がちに答えファンを笑わせた。

その後もファンの反応を見ながら、1人暮らし生活について語っていたジェファン。すると、1つ自分が得意なことを見つけた様子。最近では便利な機械も多いが、お皿洗いは自分でやっていることを明かすと、誇らしげに話す彼にファンは拍手喝采。また「下駄箱にはちゃんとクツが並んでいる」など、ちょっとしたことでもほめてくれるファンのあたたかさにジェファンは少し照れくさそうな表情を浮かべていた。

『愛の不時着』のOST「Someday」を日本語で披露! ソウルのおすすめスポットも紹介

続いて思い出の詰まった楽曲として少しアップテンポにアレンジしたCar, the gardenの「Myeongdong Calling」を披露。途中、「みなさんたのしいですか?」「やばいですね」と日本語でファンとの掛け合いを楽しんだり、マイクを使って遊んだりしながら遊び心あふれる魂のこもった歌声を披露した。トーク中は、とても謙虚な姿勢を見せるジェファンだが、ステージが始まると一気にそのスター性を輝かせ、その瞬間を誰よりも楽しむ自信に満ちあふれた姿を見せる彼のギャップにファンはメロメロになっていた。

「Myeongdong Calling」にちなんで、ソウルのおすすめスポットを聞かれたジェヒョンは、南山タワーと梨泰院をおすすめ。南山タワーは観光名所の1つだが、梨泰院を紹介する理由はなんと自分の事務所の近くだからだそう。事務所の横のカフェでコーヒーを飲むのもいいと語り、なんとファンを事務所のそばまで招待した。

トークを終えると、公演の前半で見せたクールなパフォーマンスから一変、ジェファンの極上の歌声を堪能できるバラードパートへと突入。あたたかみのあるボーカルが特徴の「Goodbye」と、人気ドラマ『愛の不時着』のOST「Someday」の2曲を続けて披露した。すると、なんと「Someday」をすべて日本語で歌唱

続いて「Snail」を披露したジェファンは、ステージの前にファンに歌ってほしい部分があるとリクエスト。メロディーをていねいに説明し、なんと直々に歌の指導をした。すると、予想よりも歌唱力の高いファンにジェファンはさらにオーダー。和音を重ねてほしいと座席ごとにパートを分けた。しかし、ファンは少し恥ずかしいのか、控え目に歌唱。すると、「殻を破り切れていない」とオーディション番組の審査員顔負けの熱血指導が始まった。

そんなジェファンの熱意はしっかりとファンに伝わったようで、彼のリクエスト通りの合唱を披露。すると、今度はさらに激ムズオーダーが。しかし、驚くことに業界トップクラスの歌唱力を持つジェファンは、ファンまでもが美声の持ち主のよう。最終的に全員で美しいハーモニーを奏で、ジェファン自身もとても感動しているようだった。

キム・ジェファンの魅力炸裂! 多様なステージでファンをトリコに

一度、ステージ袖にはけたジェファンは、衣装を変えて再び舞台へ。ここからは、「ANSWER ME」、「As I Told You」、「NUNA」など、多様な魅力を炸裂させた彩り豊かなパフォーマンスを繰り広げた。特に「不朽の名曲」2022上半期キングオブキング戦で、みごとジェファンが王座を勝ち取った楽曲「As I Told You」では、笑顔を浮かべた余裕のあるステージを披露し、ファンも一緒になってノリノリで踊っていた。また今では“韓国三大ヌナソング”の1つとしても大人気の楽曲「NUNA」では、元気よく日本語で「お姉さん!」と呼びかけるとびっきりのファンサービスも披露。愛らしさ満点のパフォーマンスにファンも心を奪われていた。

そして、日本では初めてのステージを用意したというジェファンは、なんとキーボードを使った弾き語りを披露。指をほぐすためにと言って、Wanna Oneを輩出したオーディション番組「PRODUCE 101」シーズン2のテーマ曲「It’s Me(Pick Me)」のイントロを軽く演奏。そして、なんと番組のレジェンド曲として知られる「Never」と、Wanna Oneのデビュー曲「Energetic」をスペシャルメドレーという形で披露した。ファンにはたまらない、まさにレジェンド級のパフォーマンスは感動的だった。

最後には、帰り道があたたかくなるようにと冬の感性がもりこまれた「Winter Fairy Tale」を披露。その甘美な歌声にファンは酔いしれた。公演を終える前に今日の感想を聞かれたジェファンは、「今日…」と話し始めると一瞬固まり後ろを向く。まさか泣いているの? とファンが思った次の瞬間、なんと「くしゅん」とくしゃみ。最後の最後まで、その愛らしさを炸裂させた。またアンコールで「LOVE STRIKE」を披露すると、バックダンサーと肩を組んで歌わせる場面も。

時にはバリバリにダンスしたり、時にはロック調な姿を見せたり、さらにはバラードをも歌いこなすなど、ジェファンの魅力がたっぷりと伝わる完ぺきなセットリストはもちろん、これをホールという間近な距離で見られることがとても幸運だと感じるすばらしい公演だった。

ちなみに、現在ジェファンは新曲の制作に注力しているそう。「すごくいい曲です」とファンの期待を高めている。

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