「BTS(防弾少年団)が大賞とるわけないだろ!」大バッシング浴びた2016年のあるファンの投稿がいま話題に

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BTS(防弾少年団)

2018年はBTS(防弾少年団)が大活躍した1年だった。2作連続で全米アルバムチャートで1位を獲得。ワールドツアーも開催し世界中で公演はソールドアウト。国連でのスピーチは世界中の若者に勇気を与えた。また年末の音楽アワードでは、主要な賞を総なめにした。

常にファンを大切にし、誠実な態度で努力を続け、すばらしい音楽をつくり続けるBTS(防弾少年団)が世界的に評価されていることは、今でも誰もが認識していることだ。しかしわずか数年前はまったく状況は違ったようだ。

あるARMY(BTSのファン)が2016年9月に書いたある投稿が話題になっている。「BTSは今年大賞をとることができるわよね」と題されたこの投稿は、BTSの優れている点をいくつもあげて、今年のアワードで大賞をとることを期待する内容だ。

「BTSには本当に大賞をとってほしいな。昨日からずっとストリーミングで聞いているの。マイ・バンタン…」

「BTSは本当に大賞をとるに値するグループだと思うの。歌が上手だし、人気も上昇しているし、Vアプリのフォロワー数も一番多いし」

「私は一人のARMYよ!たちの悪い荒らしじゃないわ。とても期待しています。私のベイビーたちの望みをかなえてあげたいの」

BTSが大賞をとるなんてありえない

しかし当時、彼女の投稿に対する反応は冷たかった。BTSの人気が上昇中とはいえ、他のアーティストをおさえて大賞をとるようなランクではないと思っていた人が多かったようだ。彼女の投稿に対して、辛辣な返信がいくつも寄せられた。

「BTSは今年も受賞しないわ」

「彼らはまず認知度をあげたほうがいい」

「ARMYは現実に目を覚ました方がいい」

「なんでBTSが大賞をとるんだよ」

「彼らは今年も来年も再来年も受賞しない。お前たちのせいだよ」

「夢を見るのはやめて」

「まず人気になって人気の曲を作ることが先だよ。もし彼らが大賞をとったら、この国のポップカルチャーはおしまいだね。十代以外でBTSのことを知っている人なんているのかい?」

「BTSが大賞をとらない方に自分の人生のすべてをかけてもいい。彼らは一生とらないから」

「主観的に見ても客観的に見てもありえない」

こうした批判的な投稿に対して、投稿者は次のような返信をしている。

「私はみんなの意見が知りたいから聞いているだけなの。こんなに憎しみの返信を受ける必要ある?私は質問をしただけよ。私を攻撃してくるヘイターの人たちは私より変じゃない?私はただBTSが大賞をとる価値があるかどうか、聞いただけよ」

「僕たちは成功できないと信じている人がたくさんいました」RM

彼女は、純粋にBTSを応援する投稿をしたつもりだったのに、「BTSは絶対に大賞をとれない」と決めつける、ものすごい数の批判的な返信が寄せられ、困惑し悲しかったに違いない。

しかし、彼女の意見が正しかったことは、その後まもなく証明される。

BTS(防弾少年団)は同年リリースした「Blood, Sweat, and Tears」が大ヒット。

BTS (방탄소년단) ‘피 땀 눈물 (Blood Sweat & Tears)’ Official MV

そして11月に開催された「Melon Music Awards 2016」で、大賞である「アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。さらに12月に開催された「2016 Mnet Asian Music Awards」でも大賞である「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」をみごとに受賞したのだ。

【動画】Melon Music Awards 2016での感動・涙の受賞シーン

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自分たちの名前が読み上げられた瞬間、メンバーはみな信じられないといった表情をしている。メンバーたちはステージ上に集まってからも、まだ信じられない様子だ。

グループを代表してスピーチをしたRM自身も、彼らの成功を疑う声がたくさんあったことを明かしている。

「デビューからたくさんのことがありました。僕たちは成功できないと信じている人がたくさんいました」
「僕たちをここまで応援してくれてありがとう。この瞬間だけを夢見てきました。僕たちの夢を現実のものとしてくれてありがとう」(RMの受賞スピーチ)

さらにこの受賞からわずか数か月後、BTSは権威あるアメリカの「ビルボード・ミュージック・アワード」「トップ・ソーシャル・アーティスト賞」を受賞することになる。その後の活躍はもはや説明不要だろう。BTS(防弾少年団)は今や世界的に大活躍するトップアーティストになったのだ。

今日のBTS(防弾少年団)の数々の偉業は、己を信じ続けたBTS(防弾少年団)のメンバー、そして彼らを信じ続けたARMY両方にとっての“大賞”といってよいだろう。そしてBTSのメンバーが、世の中が彼らに対して批判的だったころから応援してくれたファンのことを忘れることは決してないだろう。

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