SM Entertainmentの創設者で、少女時代や東方神起、SHINee、BoAなど数々の人気アーティストを手がけてきたイ・スマン。そんな彼が新たにプロデュースする9人組ガールズグループA2O LITE(エイトゥオー・ライト)がデビューを果たし、韓国のネットユーザーから意外な好反応が寄せられている。
特に注目されているのは、かつてのSM Entertainmentを思わせる音楽とパフォーマンス。近年のK-POPでは自然体の魅力を打ち出すグループも多いなか、徹底して作り込まれたアイドルらしい世界観が、逆に新鮮だと受け止められているようだ。
イ・スマンが手がける9人組「A2O LITE」がデビュー
A2O LITEは、イ・スマンがSM Entertainmentを離れた後に設立したA2O Entertainmentから登場した、多国籍の9人組ガールズグループ。韓国、日本、中国、タイ、アメリカにルーツを持つメンバーで構成されている。
10月12日には、韓国・京畿道高陽市のKINTEXでデビューショーケース「WELCOME TO SOULITE From A2O SOUL A2O LITE」を開催。同じ事務所の15人組ボーイズグループA2O SOULとともに、新たな活動のスタートを切った。
A2O LITEはこの日、デビュー曲「NEON」のステージを初披露。翌13日にはデジタルシングルとして正式にリリースされた。
楽曲には、SM Entertainmentの数々のヒット曲を手がけてきた作曲家ユ・ヨンジンも参加。往年のSMサウンドを思わせる音楽性に加え、息の合ったダンスや独特の世界観が早くも話題を呼んでいる。
A2O LITE「NEON」公式MV
「こういうK-POPが好き」作り込まれたパフォーマンスに称賛
韓国のオンラインコミュニティやSNSでは、A2O LITEのパフォーマンスに対して、少女時代やf(x)、BoAなど、イ・スマンがSM時代に手がけたアーティストを思い出すという声が続出している。
興味深いのは、グループの徹底して作り込まれた雰囲気を肯定的に評価する声が多いことだ。
あるネットユーザーは、メンバーたちの人間離れしたような動きについて、その不気味さがむしろ魅力的だとコメント。また別のユーザーも、自由で自然体に見せようとするのではなく、あえて人工的に作り込まれているところがよいと評価している。
韓国のオンラインコミュニティ「theqoo」でも、次のような反応が寄せられた。
- 「振り付けがいかに重要か、よくわかる」
- 「最近は自然体のコンセプトが多すぎて、正直飽きていた」
- 「この作り込まれた感じが好き。ストーリーやコンセプト、そこに込められた意味が大好き」
- 「めちゃくちゃカッコいい」
最近のK-POPでは、親しみやすさや飾らない姿を魅力とするアーティストも人気を集めている。しかし、A2O LITEの登場をきっかけに、緻密に計算された振り付けや非日常的な世界観こそがK-POPの魅力だと再認識するファンもいるようだ。
A2O LITE「NEON」デビューショーケース映像
懐かしのSMサウンドが再び注目される一方、異なる意見も
A2O LITEへの反響は、イ・スマンがかつて築き上げたSM Entertainment独自の音楽性が、今なお多くのファンの記憶に残っていることを示している。
「NEON」には、独特のリズムや重なり合うボーカル、ダンスブレイクなど、かつてのSM楽曲を連想させる要素が盛り込まれている。韓国メディア「STARNEWS」によると、昔のSMらしい音楽が再び聴けることを喜ぶファンも少なくないという。
一方で、過去のSMを懐かしむあまり、現在のSM所属アーティストを否定的に評価する風潮に反発する声も上がっている。また、新人グループを過去の人気アーティストと比較するのではなく、A2O LITE自身の魅力で評価すべきだという意見もある。
それでも、デビュー直後からこれほど多くの議論を巻き起こしていること自体、イ・スマンが生み出してきたK-POPスタイルへの関心の高さを物語っている。
少女時代やf(x)を思わせる懐かしさと、新人グループならではの新鮮さを併せ持つA2O LITE。今後どのような音楽とパフォーマンスを見せてくれるのか、注目が集まりそうだ。
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