aespa(エスパ)のKARINA(カリナ)が出演したコンバース(Converse)の広告が、海外で大きな議論を呼んでいる。
問題となったのは、KARINAを起用したコンバースの「Chuck 70 X」キャンペーンのビジュアル。写真の構図について、一部のSNSユーザーから「KKK(クー・クラックス・クラン)の白いフードや、リンチを想起させる」との批判が相次ぎ、コンバースは謝罪するとともに画像を公式チャンネルから削除した。
KARINA出演の広告、「KKKを想起」との指摘が拡大
問題視された写真では、KARINAが白いロングスカートを着用し、大きな星形の光の中に立ちながら、黒いハイカットスニーカーを手にしている。
【画像】物議を醸したKARINA出演のコンバース広告(TMZによる報道)
Converse apologizes for ad compared to KKK, lynching.
Details: https://t.co/5V78A1PhZY pic.twitter.com/4vewFSYNcs
— TMZ (@TMZ) September 18, 2026
一見するとファッション広告らしいビジュアルだが、海外のSNSでは、星形の光とKARINAの白いスカートによってできるシルエットが、KKKを象徴する尖った白いフードのように見えるとの指摘が浮上。さらに、暗い背景の中で手にした黒いスニーカーが垂れ下がって見えることから、米国の人種差別の歴史における「リンチ」を連想したという声も広がった。
ただし、これらはあくまで広告を見た人々がビジュアルから受けた印象や解釈だ。コンバースやKARINAが、KKKや人種差別を意図してこの広告を制作したことを示す事実は確認されていない。
なぜこれほど問題に? KKKとリンチが持つ重い歴史
KKK(Ku Klux Klan)は、南北戦争後のアメリカで誕生した白人至上主義団体。特に黒人をはじめとする人々に対して暴力や威嚇を繰り返した歴史を持ち、尖った白いフードとローブは現在でもKKKを象徴する服装として広く知られている。
また、アメリカでは長い間、黒人などを標的にした「リンチ」と呼ばれる私刑が行われ、多くの人が殺害された歴史がある。
そのため今回の広告についても、制作者側にその意図がなかったとしても、こうした歴史的なイメージを思い起こさせる構図になっているとして強い反発が起きた。
コンバースが謝罪「私たちの判断は間違っていた」
批判が広がる中、コンバースは声明を発表。
同社は、この画像がなぜ人々を深く傷つけるものとして受け止められたのか理解しているとしたうえで、「私たちの判断は間違っていた」と謝罪した。
さらに、問題となった画像を自社の公式チャンネルから削除し、掲載されているほかの場所についても削除を進めていると説明。「このようなことは起きるべきではなかった。今後改善していく」としている。
【動画】KARINAが出演するコンバース「Chuck 70 X」キャンペーン
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KARINA本人にも批判、一方で「モデルを責めるのは違う」との声
今回の騒動を受け、SNSでは広告に出演したKARINA本人を批判する投稿も一部で見られた。
その一方で、「KARINAは広告に出演したモデルであり、クリエイティブを決定した人物ではない」「広告制作側の問題をモデル本人の責任にするべきではない」と反論する声も上がっている。
現時点で、KARINAが今回の広告の企画やアートディレクションなどに関与していたことを示す情報は確認されていない。また、KARINA本人や所属事務所SM Entertainmentから、この問題について個別の声明が発表されたことも確認されていない。
コンバースの公式サイトでは現在も「Chuck 70 X」のページでKARINAの起用が確認でき、今回発表されている対応は問題となった画像の削除と謝罪。KARINAとの契約終了などは発表されていない。
世界的に展開されるK-POPスターの広告だからこそ、国や文化によって同じビジュアルがまったく異なる意味を持つ可能性がある。今回の騒動は、グローバルキャンペーンにおける表現のチェック体制についても改めて議論を呼ぶことになりそうだ。
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