IUのコンサートチケットの不正取引を通報したファンが受けた意外な恩恵とは? 誠実かつ強硬な態度に称賛の声続々

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IUのコンサート運営が見せた、チケットの不正取引に対する誠実かつ強硬な対応に、称賛の声が続出している。

IUは9月23日と24日の2日間にわたって、韓国・ソウル市KSPO DOMEにて、デビュー15周年記念ファンコンサート「I+UN1VER5E」を開催した。「国民の妹」という代名詞を持つほど、韓国の大衆から深く愛されているIUのコンサートのチケッティングは、毎回超激戦であることで知られている。そのためチケットの不正取引が横行し、ファンやスタッフを悩ませていた。

これを受け今回、IUの所属事務所EDAMエンターテインメントは、不正にチケットを取引、または取引を試みた者に対して、IUの公式ファンクラブからの永久除名及び公式ファンコミュニティからの強制退会を決定。また、チケットの販売先であるMelOn TicketのIDに1年間の利用制限を適用すると共に、予約されたチケットのキャンセル措置を実施するという強硬手段を取った。これによって、8席分のチケットが不正取引として一括キャンセルされた。チケットの不正取引は絶対に許さない、という運営の強固な態度に、ファンからは称賛の声が上がった。

しかし、運営側の調査だけでは感知しきれなかった不正チケットはまだ数多く残っていた。ファンたちはそんな不正取引を撲滅すべく、オンライン上で見つけた不正取引に関する情報を所属事務所に提供。これに対する所属事務所のファンへの“恩返し”に、注目が集まっている。

なんと所属事務所は、不正チケットとみなされたチケットの所有権を、チケッティングに失敗した一部の情報提供者に譲渡したのだ。オンラインコミュニティには、実際に情報提供によってチケットをゲットしたファンが所属事務所から受け取ったメッセージがアップされている。

投稿には、「お客様が情報提供してくださった資料に基づいて不法取引を摘発し、予約がキャンセル処理されました。お客様は現在、本公演の予約履歴が確認できないため、報告された回のチケットをお届けする予定です」という所属事務所からのメッセージが記されており、この粋な計らいがファンを感激させている。

不正取引を通報して、一度は落選したチケットを手に入れるという意外な恩恵を受けたIUファン。この取組にネットユーザーからは感心と称賛の声が上がっている。

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