韓国で新たに登場した5人組AIボーイズグループ「muuo:23(ミュオ23)」が、デビュー早々、思わぬ議論を巻き起こしている。
10月14日に公開されたメンバーたちの映像を見たK-POPファンから、TOMORROW X TOGETHER や ENHYPEN、TWS、ZEROBASEONEなど、実在する人気アイドルに顔立ちが似ているとの指摘が相次いでいるのだ。
AIによって生み出されたアイドルのリアルなビジュアルに驚きの声が上がる一方、実在する人物の容姿を模倣しているのではないかと疑問視する反応も広がっている。
実在のアイドルにそっくり? リアルすぎるAIグループが話題に
muuo:23は、韓国のCREATION ZIPが企画・制作した5人組AIボーイズグループ。TAEWON(テウォン)、HAMIN(ハミン)、YEONWOO(ヨヌ)、IHYUN(イヒョン)、SEI(セイ)の5人で構成されている。
muuo:23のメンバー5人が自己紹介! それぞれのビジュアルに注目
10月14日、プレデビューシングル『NEVERTHELESS』をリリースし、タイトル曲「OVERSHOOT」のミュージックビデオを公開した。
今回のMVは実写撮影を行わず、生成AIを活用して制作されたもの。メンバーたちは実在のアイドルと見間違えるほどリアルな姿で登場し、映像の中でさまざまな表情や動きを見せている。
ところが、メンバーが楽曲を紹介する映像がSNSで広まると、その容姿に注目が集まった。
韓国エンタメメディア「Koreaboo」によると、ファンの間ではTXTやENHYPENのメンバー、TWSのドフン、ZEROBASEONEのソン・ハンビンなどに似ているという指摘が続出した。
muuo:23「OVERSHOOT」ミュージックビデオ
「誰をモデルにしたかわかる」ファンから困惑と批判の声
SNSでは、muuo:23のビジュアルを見たファンから、実在するアイドルとの類似性を疑問視するコメントが寄せられている。
あるユーザーは、どのアイドルをモデルにしたのか見当がつくとして不気味さを訴え、別のユーザーも、特定のアイドルを模倣しているように見えることに不快感を示した。
こうした反応に加え、AIアイドルの制作そのものに疑問を投げかける声もある。
「デビューを待っている練習生が大勢いるのに、なぜAIグループを作るのか」と、人間の練習生に与えられる機会を心配する意見や、生成AIの利用に伴う環境負荷を批判する声も上がった。
もっとも、muuo:23の制作にあたって実在するアイドルの顔写真が無断で使用された、あるいは特定の人物の容姿を意図的に模倣したという事実が確認されたわけではない。現時点で広がっているのは、公開映像を見たファンによる類似性の指摘や推測だ。
ファンとの交流もAIで実現、変わりつつあるK-POPの世界
muuo:23は、感情が失われた23世紀から2026年にやってきた5人の観察者が、人間の感情を研究し、取り戻そうとするという独自の世界観を持つ。
音楽や映像だけでなく、AIメンバーと会話できるアプリなど、ファンがグループの世界観に参加できる仕組みも展開している。ファンの反応や好みが今後の活動や物語に影響するという、新しい形のアイドルプロジェクトだ。
K-POP界では、これまでにもバーチャルアイドルが登場してきた。なかでもPLAVEは、作詞・作曲・振付をメンバーが手がけ、アルバムでミリオンセラーを達成するなど、大きな成功を収めている。
ただし、PLAVEのように実在する演者の動きをバーチャルキャラクターに反映するグループと、生成AIによってビジュアルや映像を制作するmuuo:23では、その仕組みは異なる。
AI技術によって、実在する人物に近いリアルなアイドルを生み出せるようになった現在。今回の議論は、AIによる新たな表現の可能性と、実在するアーティストの容姿をどこまで参考にしてよいのかという問題を改めて浮き彫りにしている。
今後、muuo:23がどのように活動を展開し、K-POPファンに受け入れられていくのか、注目される。
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