メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領が、同国を訪れているStray Kidsについて「BTSのようなグループ」と紹介。その際の発言をめぐり、一部のK-POPファンから批判の声が上がっている。
Stray Kidsを「BTSのようなグループ」と紹介
発言があったのは、9月24日にメキシコ国立宮殿で行われたシェインバウム大統領の定例記者会見。
この日は韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領がメキシコを訪問しており、記者から両国の文化交流やK-POPについて質問が出た。
そのなかでシェインバウム大統領は、メキシコシティで公演を控えるStray Kidsに言及。
Stray Kidsについて「BTSのようなグループ」だと説明し、さらにBTSよりメンバーの年齢が若いとして、「男の子なのか女の子なのか分かりませんが、若い人たちです」という趣旨の発言をした。
【動画】メキシコ大統領がStray Kidsについて語った実際の会見
※Stray Kidsについての発言は1時間17分15秒ごろから
Stray Kidsは、Bang Chan(バンチャン)、Lee Know(リノ)、Changbin(チャンビン)、Hyunjin(ヒョンジン)、HAN(ハン)、Felix(フィリックス)、Seungmin(スンミン)、I.N(アイエン)からなる8人組ボーイズグループ。
9月25日と26日には、メキシコシティのエスタディオGNPセグロスで公演を行う予定だ。
「Stray KidsにもBTSにも失礼」批判の声
この発言がSNSで広がると、一部のファンから批判の声が上がった。
特に問題視されたのが、Stray Kidsを独立したグループとして紹介せず、BTSとの比較で説明したこと。
さらに、「男の子なのか女の子なのか分からない」という発言についても、世界的に活動するグループについて公の場で話すのであれば、基本的な情報を事前に確認するべきだったのではないか、との指摘が出ている。
海外K-POPメディアKoreabooが紹介したSNS上の反応では、「Stray KidsにもBTSにも失礼」といった声も見られた。
一方で、一部のBTSファンからStray Kidsを批判する投稿も登場し、発言をきっかけに両グループを比較する議論へと広がった。
ただし、シェインバウム大統領がStray KidsやBTSを意図的に侮辱したことを示す材料はない。
「失礼」「侮辱的」といった評価は、あくまで発言を受けた一部SNSユーザーによるものだ。
大統領自身はK-POPを高く評価
今回の発言だけを見るとK-POPへの理解不足が目立つが、会見全体では、シェインバウム大統領は韓国文化について肯定的に語っている。
大統領は、K-POPだけでなく、韓国の映画やテレビシリーズなどもメキシコで大きな人気を得ていると説明。
こうした文化を通じて「メキシコの若者と韓国の若者が近くなった」との認識を示した。
そのため、今回の発言もStray KidsやBTSを批判する意図というより、K-POPについて説明しようとするなかで飛び出したものとみられる。
Stray Kids公演のチケット10枚を子どもたちへ
シェインバウム大統領は会見で、Stray Kidsのメキシコ公演についても紹介。
政府がDIF(国家家族総合発展システム)を通じて、経済的な理由でコンサートへ行くことが難しい子どもたちに、Stray Kids公演のチケット10枚を提供したことを明かした。
さらに記者から、Stray Kidsが将来的にメキシコシティ中心部のソカロ広場で公演する可能性を尋ねられると、「検討してみます」と回答した。
現時点で無料公演などが決定したわけではないものの、可能性を完全には否定していない。
また、同日に行われたシェインバウム大統領と李在明大統領の会談では、K-POPをはじめとする文化交流についても話し合われた。
シェインバウム大統領は会談後、Stray Kidsのメキシコ公演に触れるとともに、BTSが2027年に再びメキシコを訪れることへの期待も示している。
K-POPがメキシコと韓国をつなぐ大きな文化のひとつとなるなか、今回の何気ない紹介の言葉は、思わぬ形でファンの間に波紋を広げることとなった。
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