LE SSERAFIM、コーチェラから2年──サマソニ初出演で見せた“フェスに強い”5人の現在! 世界を駆け抜けて見せた進化

LE SSERAFIM (P)&(C) SOURCE MUSIC NEWS
LE SSERAFIM (P)&(C) SOURCE MUSIC

LE SSERAFIMが、日本最大級の音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2026」に初出演した。8月14日の大阪・万博記念公園、16日の東京・ZOZOマリンスタジアムで約60分、全14曲のステージを披露。今年出演したK-POPアーティストの中で唯一、大阪・東京の両会場でメインステージに立った。

LE SSERAFIMと大型音楽フェスといえば、思い出されるのが2024年の「Coachella Valley Music and Arts Festival(コーチェラ)」だ。世界最大級のフェスへの出演は大きな飛躍となった一方、パフォーマンス後には生歌をめぐって賛否が巻き起こり、彼女たちにとって大きな注目と厳しい評価を同時に経験するステージとなった。

あれから約2年。ワールドツアーや東京ドームなど数々のステージを経験したLE SSERAFIMがサマソニで見せたのは、単にヒット曲を並べるだけではない、フェスという場所を意識したパフォーマンスだった。

©SUMMER SONIC All Rights Reserved.

 

初サマソニでいきなり大阪・東京のメインステージへ

LE SSERAFIMにとって今回が初めてのサマソニ出演。大阪ではAIR STAGE、東京ではMARINE STAGEに登場し、大阪・東京ともにメインステージを任された。初出演にして、今年のサマソニに出演したK-POPアーティストの中で唯一、両会場のメインステージに立つという大役を担った。

しかも両日とも、出演直前には雨に見舞われた。それでも観客で埋め尽くされた会場を前に、キム・チェウォン、サクラ、ホ・ユンジン、カズハ、ホン・ウンチェの5人は、2nd Studio Album『PUREFLOW』pt.1のリードシングル「CELEBRATION」でスタート。16人のダンサーとともに登場し、「Creatures」「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」へと続け、序盤から大規模なパフォーマンスを展開した。

©SUMMER SONIC All Rights Reserved.

メンバーは「わたしたちLE SSERAFIMにとって『SUMMER SONIC』のステージは今回が初めてです!このステージに立てて本当に光栄です!ありがとうございます!」と、初出演の喜びと感謝を伝えた。

しかし、今回特に注目したいのはステージの規模だけではない。

 

生バンド、特別アレンジ、観客との一体感──「フェス仕様」のLE SSERAFIM

今回のセットには、サマソニという場所を意識した工夫が随所に盛り込まれていた。

「HOT」と「Perfect Night」では生バンドを迎え、サマソニのために特別なアレンジを用意。その後も「EASY」「1-800-hot-n-fun」「Saki (feat. Aliyah’s Interlude)」など、グローバルヒット曲から最新アルバムの楽曲までを次々と披露した。

「BOOMPALA」「Irony」を経て、「CRAZY」ではメンバーが観客に一緒に楽しむよう呼びかけると、会場にはダンスと合唱が広がった。タオルを振ったり、手を上げたりする観客を巻き込みながらステージを作り上げ、終盤には「ANTIFRAGILE」「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」と代表曲を連発した。

約60分で全14曲。

単独コンサートとは違い、フェスには必ずしも自分たちのファンだけが集まっているわけではない。だからこそ短い時間で観客を引き込み、一緒に楽しめる空間を作ることが重要になる。生バンドや大人数のダンサー、特別アレンジ、観客参加型の構成からは、LE SSERAFIMがサマソニという場所に合わせてステージを組み立ててきたことがうかがえる。

 

コーチェラから2年──世界のステージで積み重ねた経験

そんな現在のLE SSERAFIMを見るうえで、大きな転機のひとつとなったのが2024年4月のコーチェラだろう。

当時、デビューからまだ約2年。世界屈指の音楽フェスという大舞台に立ったこと自体が大きな快挙だった一方、ステージでは生歌の安定性などをめぐって厳しい意見も寄せられた。

もちろんパフォーマンスのエネルギーを評価する声もあったが、まだ大舞台での経験が決して多くなかった5人にとって、世界中から注目を浴びながらパフォーマンスするという経験は、大きな挑戦だったに違いない。

それから約2年。LE SSERAFIMは数多くのステージを経験してきた。

©SUMMER SONIC All Rights Reserved.

 

ワールドツアー、東京ドームを経て変わった5人

コーチェラ出演の翌2025年、LE SSERAFIMは自身初のワールドツアーを開催。さらに同年11月には初の東京ドーム公演を盛況のうちに終えた。2026年には2nd Studio Album『PUREFLOW』pt.1をリリースし、7月から2度目のワールドツアー「2026 LE SSERAFIM TOUR ‘PUREFLOW’」をスタートしている。

つまり今回サマソニに立ったのは、2年前のコーチェラ当時とはステージ経験の量が大きく異なるLE SSERAFIMなのだ。

©SUMMER SONIC All Rights Reserved.

16人のダンサーとともに始まる華やかなオープニング、生バンドを迎えたサマソニ限定アレンジ、「CRAZY」で観客のダンスと合唱を引き出し、「ANTIFRAGILE」「UNFORGIVEN」へとつなぐ終盤の構成。自分たちのファンだけが集まるとは限らないフェスで、どう観客を引き込み、約60分間をひとつのショーとして盛り上げるか。今回のステージからは、世界各地でライブ経験を重ねてきた5人の成長が随所に感じられた。

会場で実際にパフォーマンスを楽しんだファンからは、「生バンドの演奏でライブならではの迫力があり、期待以上だった」「LE SSERAFIMのステージは、絶対に観た方がいい」「曲とパフォーマンスが良くてしびれた」といった声が寄せられたという。

5人も約60分のステージを終え、「初めての『SUMMER SONIC』でしたが、皆さんと一緒にこのステージを作ることができて本当に嬉しかったです!忘れられない大切な思い出になりました」と喜びを語った。

まだステージ経験も多くなかった時期に挑んだコーチェラから約2年。ワールドツアーや東京ドームをはじめ、世界各地の大舞台を駆け抜けてきた経験は、5人のパフォーマンスをより力強く、より観客を巻き込むものへと進化させている。今回のサマソニは、そんな現在のLE SSERAFIMを印象づけるステージになったといえそうだ。

 

サマソニの次は北米へ──世界のステージを駆け抜ける

そして、サマソニはゴールではない。

LE SSERAFIMは8月18日~19日に宮城、9月2日~3日に福岡でワールドツアー日本公演を開催。その後は活動の舞台を再びアメリカへ移す。

9月13日には米カリフォルニアで開催される世界的なゲームの祭典「BlizzCon 2026」のメインステージに出演し、16日から北米ツアーをスタート。さらに19日にはラスベガスで開催される「2026 iHeartRadio Music Festival」に、K-POPガールグループとして初めて出演する予定だ。

LE SSERAFIM (P)&(C) SOURCE MUSIC

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2024年、コーチェラという巨大なステージに立ち、大きな歓声と同時に厳しい評価も浴びたLE SSERAFIM。それからワールドツアー、東京ドーム、そして再び世界各地のステージへと走り続けてきた。

2年後のサマソニで見せたのは、生バンドや大人数のダンサーを取り入れ、観客のダンスや合唱を引き出しながら、約60分のステージをひとつのショーとして作り上げる5人の姿だった。

「フェスに強いLE SSERAFIM」は、この2年間に積み重ねてきた数々のステージ経験の中で作られてきたものなのかもしれない。サマソニを経て再び北米へ向かう5人が、次の大舞台でどんなパフォーマンスを見せるのか注目したい。

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